日本英文学会関東支部メールマガジン　
臨時号　2024年12月27日


本橋哲也先生（東京経済大学）よりお知らせです。

****************************************
《世界システム研究会　２０２４年度第3回研究会のお知らせ》

本橋哲也氏は、2006年度より東京経済大学で教鞭を執ってこられましたが、本年度をもって定年退職される運びとなりました。
そこで、下記の要領にて「世界システム研究会（2024年度第3回）」を開催し、それを同時に、コミュニケーション学部として本橋先生の最終講義と位置づけます。

■日時：2025年1月15日（水）15:00～17:30　

■会場：東京経済大学 国分寺キャンパス 進一層館地下会議室

■報告者：本橋哲也（東京経済大学 コミュニケーション学部教授）

■講演タイトルと予告

「シェイクスピアと現代思想―テクノロジーとエコロジーのはざまで

　　　　『ギルガメシュ叙事詩』、鈴木忠志演劇、そして『夏の夜の夢』を考える」

「演劇は古来、どんな文化や共同体においてももっとも人間的な営みとして創造されてきたがゆえに、当時の最新のテクノロジーを様々な形で動員することによって上演されてきた。一方で、昨今は「人新世」という概念によって象徴されるように、人間の文明による地球環境の破壊に直面している私たちの周囲では、自然と人間との共生をめざすエコロジー思想の重要性に従って、さまざまな演劇活動が行われている。

本発題では、テクノロジーとエコロジーとの緊張関係のもとに創造されている演劇という営みを題材として、ポストコロニアリズムやポスト・ヒューマン哲学といった思想の枠組みを補助線としながら、日本におけるいくつかの演劇実践を検討し、さらにはシェイクスピアの『夏の夜の夢』に対する新たな読みを提示することによって、5世紀前の英国で作られたシェイクスピア演劇が、現在の「惑星的世界観」において持つ意義を再検討したい。」

■プログラム：

15:00　開会

15:05　本橋氏の講義

16:20　休憩

16:30　質疑応答

17:30　閉会

■閉会後、同会場にて退任記念パーティーを兼ねた懇親会を開催いたします。

■参加にあたって

研究会および懇親会に参加される方は、下記のフォームより参加登録をお願いします。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfveYpguFy5VAXIqhA_dGuBKorgyPGgSSLpzGJOzIiCK_mz5Q/viewform?usp=header

ぜひ多くの方々にご参加いただければと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
****************************************