【TACT 情報NEWS】平成25年分の所得税等の確定申告状況
2014/07/01 (Tue) 20:00
「ビジネスにも生活にも教育にも役立つ! TACT 情報NEWS 第1号」
+---------------------------------- http://www.tact-group.com ---+
2014年7月 ■ TACT 情報NEWS 創刊号■
こんにちは。
税理士法人TACT高井法博会計事務所です。
記念すべき第1回目のメルマガです!
今回は、5月30日に国税庁より発表された「平成25年分の所得税等の確定申告状況」について解説します。
これを見ると最近の世相が良く見えてきます。
主な状況は次のとおりです。
(1)所得税の申告はほぼ横ばい
(2)土地の譲渡所得は約10%の伸び
(3)株式の譲渡所得は約3倍に
(4)贈与税の申告は約10%の伸び
順に見てみましょう。
1つ目は、所得税の申告です。
○平成25年・・・2,143万4千人(昨年対比▲0.4%)
○平成24年・・・2,152万5千人
労働人口は、平成25年12月で6,319万人(総務省調べ)ですので、3人に1人が確定申告をしていることになります。
申告の人数は、昨年とほぼ変わりません。
2つ目は、土地の譲渡所得です。
○平成25年・・・48万5千人(+12.8%)
○平成24年・・・42万9千人
※昨年より大幅に増えています。土地の売買が活発になっていることがわかります。
3つ目は、株式の譲渡所得です。
○平成25年・・・109万8千人(+11.6%)
○平成24年・・・98万4千人
昨年より増えていますが、注目すべきは、その内訳です。
上記のうち所得がある申告は、
○平成25年・・・66万1千人(+189.1%)
○平成24年・・・22万9千人
前年に比べて約3倍の申告となっています。これは、株価が大幅に上がったこと、税率の10%特例が昨年で終了したこと、
この2つが大きな理由です。皆さんはうまく売り抜けられたのでしょうか?税率は今年から20%となっています。
4つ目は、贈与税の申告です。ここ数年で大きな特徴がありますので、少し掘り下げて見てみます。贈与税の申告は、
○平成25年・・・49万1千人(+12.6%)
○平成24年・・・43万7千人と、昨年より増えています。
そのうち、納税をした申告は、
○平成25年・・・33万人(+12.8%)
○平成24年・・・29万2千人と、同様に増えています。
「納税をした」とは、控除額を超える贈与をして、贈与税を支払ったということです。
「納税をした」申告の数は、平成17年(27万5千人)から、平成21年(22万9千人)まで4年間減り続け、
平成22年からは一転して、平成25年(33万人)まで4年間増え続けています。
これは何を意味するのでしょうか?
来年から予定されている相続税の増税は、平成23年度税制改正でほぼ同じ内容で定められており、実際は平成23年4月よりおこなわれる予定でした。
ところが、東日本大震災により大幅に延期され、3年9ヵ月遅れで平成27年1月からの増税となったという経緯があります。
平成23年からの相続税の増税について、前年の平成22年から話題になり始めましたが、
その年から納税をした申告が増え始めているのです。
贈与税の納税は、年110万円までは非課税となっています。それを贈与税の納税をするとは、 110万円を超えた贈与をしたことになります。
相続税対策を考えて、110万円にこだわらずに、あえて大口の贈与をする人が増えているのです。
既に対策を進めている人がたくさんいるということです。
相続財産が数億円の資産家の方は、毎年110万円の贈与をしても、焼け石に水で、節税効果はあまりありません。
たとえば、
200万円の贈与で9万円の贈与税、
300万円の贈与で19万円の贈与税、
これくらい贈与すれば2倍、3倍のスピードで、相続税対策が進むことになります。将来、相続税で支払う税率と比べて、少なくなるよう贈与税を生前に支払って、トータルで節税になるようにすべきなのです。
この贈与税申告の最近の傾向を参考にして、贈与を使った相続税対策等も含め、当事務所へ是非ご相談下さい。
(セミナー&イベントのお知らせ)
◆第55回 平成26年7月6日(日)~7月10日(木)
高井法博の経営計画実施作成セミナー
講師 税理士法人 TACT 高井法博会計事務所 代表社員 高井法博
◆平成26年 7月17日(木) 13:30~15:30
日本政策金融公庫 資金相談会
◆平成26年 7月17日(木)
FP相談会
講師 株式会社タクト・エフ・ピー・オフィス 常務取締役 和田 康子
◆平成26年 7月24日(木) 13:30~17:00
成功・発展させる事業承継・M&Aセミナー
申込は、下記URLから出来ます。
http://www.tact-group.com/seminar
6月が終わり1年の半分が過ぎました。もう半分、まだ半分。
皆さまはどちらでしょうか。一年も一生もあっという間です。早め早めの相続対策を!!
+-------------------------------------------------------------------+
☆メールマガジン【TACT 情報NEWS】
□発行元:税理士法人 TACT 高井法博会計事務所
⇒ http://www.tact-group.com
□お問合せは、メールアドレス merumaga@tact-group.com まで
◇このメルマガは弊社と名刺交換された方、
TACT セミナーを受講された方、
税理士法人 TACT 高井法博会計事務所からの最新情報を電子メールで入手することを希望された方
へ、無料で配信いたしております。
▼メルマガ【TACT 情報NEWS】のご登録・変更・削除はこちら
⇒ http://www.tact-group.com
■ 登録・解除フォームから登録・変更・削除ができます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【TACT 情報NEWS …WEB限定特別レポート】
⇒⇒ http://www.tact-group.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C)2013 岐阜と名古屋の拠点を置く税理士法人 TACT 高井法博会計事務所
All Right Reserved.
━…━━━━━━━━━━━税理士法人TACT高井法博会計事務所 ━…━━
+---------------------------------- http://www.tact-group.com ---+
2014年7月 ■ TACT 情報NEWS 創刊号■
こんにちは。
税理士法人TACT高井法博会計事務所です。
記念すべき第1回目のメルマガです!
今回は、5月30日に国税庁より発表された「平成25年分の所得税等の確定申告状況」について解説します。
これを見ると最近の世相が良く見えてきます。
主な状況は次のとおりです。
(1)所得税の申告はほぼ横ばい
(2)土地の譲渡所得は約10%の伸び
(3)株式の譲渡所得は約3倍に
(4)贈与税の申告は約10%の伸び
順に見てみましょう。
1つ目は、所得税の申告です。
○平成25年・・・2,143万4千人(昨年対比▲0.4%)
○平成24年・・・2,152万5千人
労働人口は、平成25年12月で6,319万人(総務省調べ)ですので、3人に1人が確定申告をしていることになります。
申告の人数は、昨年とほぼ変わりません。
2つ目は、土地の譲渡所得です。
○平成25年・・・48万5千人(+12.8%)
○平成24年・・・42万9千人
※昨年より大幅に増えています。土地の売買が活発になっていることがわかります。
3つ目は、株式の譲渡所得です。
○平成25年・・・109万8千人(+11.6%)
○平成24年・・・98万4千人
昨年より増えていますが、注目すべきは、その内訳です。
上記のうち所得がある申告は、
○平成25年・・・66万1千人(+189.1%)
○平成24年・・・22万9千人
前年に比べて約3倍の申告となっています。これは、株価が大幅に上がったこと、税率の10%特例が昨年で終了したこと、
この2つが大きな理由です。皆さんはうまく売り抜けられたのでしょうか?税率は今年から20%となっています。
4つ目は、贈与税の申告です。ここ数年で大きな特徴がありますので、少し掘り下げて見てみます。贈与税の申告は、
○平成25年・・・49万1千人(+12.6%)
○平成24年・・・43万7千人と、昨年より増えています。
そのうち、納税をした申告は、
○平成25年・・・33万人(+12.8%)
○平成24年・・・29万2千人と、同様に増えています。
「納税をした」とは、控除額を超える贈与をして、贈与税を支払ったということです。
「納税をした」申告の数は、平成17年(27万5千人)から、平成21年(22万9千人)まで4年間減り続け、
平成22年からは一転して、平成25年(33万人)まで4年間増え続けています。
これは何を意味するのでしょうか?
来年から予定されている相続税の増税は、平成23年度税制改正でほぼ同じ内容で定められており、実際は平成23年4月よりおこなわれる予定でした。
ところが、東日本大震災により大幅に延期され、3年9ヵ月遅れで平成27年1月からの増税となったという経緯があります。
平成23年からの相続税の増税について、前年の平成22年から話題になり始めましたが、
その年から納税をした申告が増え始めているのです。
贈与税の納税は、年110万円までは非課税となっています。それを贈与税の納税をするとは、 110万円を超えた贈与をしたことになります。
相続税対策を考えて、110万円にこだわらずに、あえて大口の贈与をする人が増えているのです。
既に対策を進めている人がたくさんいるということです。
相続財産が数億円の資産家の方は、毎年110万円の贈与をしても、焼け石に水で、節税効果はあまりありません。
たとえば、
200万円の贈与で9万円の贈与税、
300万円の贈与で19万円の贈与税、
これくらい贈与すれば2倍、3倍のスピードで、相続税対策が進むことになります。将来、相続税で支払う税率と比べて、少なくなるよう贈与税を生前に支払って、トータルで節税になるようにすべきなのです。
この贈与税申告の最近の傾向を参考にして、贈与を使った相続税対策等も含め、当事務所へ是非ご相談下さい。
(セミナー&イベントのお知らせ)
◆第55回 平成26年7月6日(日)~7月10日(木)
高井法博の経営計画実施作成セミナー
講師 税理士法人 TACT 高井法博会計事務所 代表社員 高井法博
◆平成26年 7月17日(木) 13:30~15:30
日本政策金融公庫 資金相談会
◆平成26年 7月17日(木)
FP相談会
講師 株式会社タクト・エフ・ピー・オフィス 常務取締役 和田 康子
◆平成26年 7月24日(木) 13:30~17:00
成功・発展させる事業承継・M&Aセミナー
申込は、下記URLから出来ます。
http://www.tact-group.com/seminar
6月が終わり1年の半分が過ぎました。もう半分、まだ半分。
皆さまはどちらでしょうか。一年も一生もあっという間です。早め早めの相続対策を!!
+-------------------------------------------------------------------+
☆メールマガジン【TACT 情報NEWS】
□発行元:税理士法人 TACT 高井法博会計事務所
⇒ http://www.tact-group.com
□お問合せは、メールアドレス merumaga@tact-group.com まで
◇このメルマガは弊社と名刺交換された方、
TACT セミナーを受講された方、
税理士法人 TACT 高井法博会計事務所からの最新情報を電子メールで入手することを希望された方
へ、無料で配信いたしております。
▼メルマガ【TACT 情報NEWS】のご登録・変更・削除はこちら
⇒ http://www.tact-group.com
■ 登録・解除フォームから登録・変更・削除ができます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【TACT 情報NEWS …WEB限定特別レポート】
⇒⇒ http://www.tact-group.com
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright(C)2013 岐阜と名古屋の拠点を置く税理士法人 TACT 高井法博会計事務所
All Right Reserved.
━…━━━━━━━━━━━税理士法人TACT高井法博会計事務所 ━…━━