近畿双松会メールマガジン


さんみゃくうかびて


第7号 2020.1.24

メールマガジンメンバーから投稿がありましたので試験的にそのまま配信します。
今後も、メンバーの皆様からの投稿は喜んでお受けいたしますので、専用アドレス(kinkisoushoukai-net@kinki-soushoukai.org)あてにお送りください。
・なお、現在はまだ投稿の配信ルールを定めていませんので、当面はメールマガジン担当(11期・押田良樹)が、同窓会のメールマガジンの趣旨に合致している内容かを判断した上で、試験的に配信いたします。
・いずれ、役員会等で協議し正式な配信基準、ルールを定めて公表しますが、場合によりましては配信しないという判断をさせていただくこともありますので、あらかじめご承知おきください。
 
(メンバーからの投稿) 

都道府県対抗駅伝を応援して 「松江も、もっと頑張らないと・・」 
松本耕司(11期)


1月12日には京都で女子の、19日には広島で男子の都道府県対抗駅伝が行われた。

中学生も走るという、47都道府県の「総合体力検査」のような例の駅伝である。
わが島根は昨年は男子が40位、女子が最下位の47位と、特に女子に低迷の結果が出ていたので大変気になっていたが、今年の結果は男子は43位と順位を三つ下げたが女子は45位と最下位を脱出してホッとひと息をついたというところであろうか。なんにしても最下位はなんとも気持ちの落ち着かないことであったから。
 
実は私は女子駅伝には応援の誘いも受けたことから、京都まで出かけてみた。
青森、沖縄を抜いての45位という結果に集まった応援団は大喜びで、中・高生たちが一生懸命頑張っている姿には大いに感動した。
久しぶりの実戦観戦もテレビで見るのとでは大違いの迫力と、女子らしい華やかさもあって、応援に出かけてよかったなと心底思った。
ところで、女子島根県チームの陣容を見ると、13名の選手団のうち、石見から2名、隠岐から1名で、残りの10名は出雲市域からの選出であった。実際に9区間を走った選手もすべて出雲市域の中・高校生と、そこを卒業した大学生と社会人で、島根県チームというよりは出雲市チームと言ってもいい状況で、松江の存在はないに等しかった。
これは男子チームも一緒で、出雲市域、益田市域を中心に構成されていたようだ。
考えてみると全国高校駅伝も男子は出雲工業が、女子は平田高校が連続出場を果たしているのだから当然の帰結かもしれない。
 

要は、松江市域には有力な選手がいないのだろうなと想像しながら、顔なじみの女子チームの監督に、松江市の実態を聞いてみたら「球技」は盛んなんだけれどもと言葉を濁された。中・高で陸上部がなくなっていく学校が多いことも。
そう言えば北高も昔から短距離と跳躍が主だったことも思い出させられた。さらに、出雲市域には中学校に熱心な先生がいらっしゃることもその要因らしい。
人口減や子供の減、また指導者難などから、長距離の選手が育たないという問題が松江を襲っているらしいことがおぼろげながらうかがえた。
長距離も要は駆けっこだから選手の数は人口にかなり比例するだろうが、松江は地形的にも環境的にも子供の頃から長距離に親しむという下地は弱いだろうし、見るからに苦しそうな「走る」・・だけではない沢山の他の競技に松江の子どもたちが向かっていることも、それはそうだろうなと思う。
 
では、あきらめるかと言えば、やはり悔しい。人口は全国46位なのだから駅伝の結果も当然と言えば当然とも言えるが、それにしてはお隣りの鳥取県が人口は47位ながら、男子は去年38位、今年はなんと18位、女子も去年は45位、今年35位とともに大きくジャンプアップしているのがなんとも気にはなる。鳥取には選手集めなどでの何かの工夫もあるのかもしれないが、やはり長年の何かの努力の成果があがったに違いない。
私も思わず監督に、ふるさと島根にも松江にも長距離は弱くていい、駅伝は負けてもいいと思っている人は一人もいないはずだから、いろいろ皆さんと相談しながら頑張ってくださいと無神経な注文をつけてしまった。
おそらく、そのためには出雲市域だけに苦労をさせないで、島根県全体としての取り組み、とりわけ最大人口を有する松江市域の参加や協力がなければ、なかなか成果はあがらないだろうということは容易に想像できる。
 
現場の実態、ナマの声を聞いて本当によかった。選手たちの真剣さにも心を打たれた。
そこにいつかは松江を先頭に全県のパワーが加わって、もう少し上位でゴールできれば、走った選手たちや関係者の喜びも達成感も、また県民の元気も倍増、三倍増するな、などと楽しいことを考えながら会場を後にした。やはり、松江が先陣を切らないといけないと思うが、はて?この思いを松江の誰に伝えたらいいのやらと思いつつ・・。



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